◆臨床検査関連機器(画像診断検査機器を除く)

体重計付き電動昇降式診察台×5台
解析機能付き心電計×1台
動物用血圧計×1台
CCD付き三眼式光学顕微鏡×2台
ヘマトクリット遠心器×2台
マイクロチップ専用遠心器×4台
多項目自動血球分析装置×1台
生化学自動分析システム×1台
電解質専用アナライザー×1台
血液ガス分析装置×1台
蛍光免疫測定装置×1台
免疫凝集測定装置×1台
・簡易血中乳酸測定器×1台
犬CRP測定装置×1台
自動血液凝固時間測定装置×2台
尿化学分析装置×1台
・臨床屈折計×2台
・検眼鏡×4台
・耳鏡×4台
・スリットランプ×2

・自動眼圧計×1台
・恒温器×3台


体重計付き電動昇降式診察台
  (KINOSHITA)


  動物を診察する際に使用する診察台です。診察台に動物を載せるだけで体重が測れるようになっており,また電動昇降式なので診察の際に動物を驚かせることなく診察台の高さを調節することができます。
 
 
動物用解析機能付き心電計
 CardiofaxV ECG-9922(NIHON KOHDEN)

  不整脈の診断や心臓検査に欠かせない,解析機能付きの動物用心電計です。この装置には心音計も付いており,心雑音の解析にも役立ちます。
 
 
動物用血圧計
 petMAP(AVS)

  小型軽量ハンディータイプの動物用血圧計です。
液晶画面に表示された測定情報を確認しながら、短時間での血圧測定をサポートします。
 
 
光学顕微鏡
 システム顕微鏡BHS-323(OLYMPUS)
 臨床検査用顕微鏡BHSU-324(OLYMPUS)


 検査室におかれている2台の光学顕微鏡です。40倍〜1000倍まで拡大でき,血液中の細胞観察のみならず,微生物や寄生虫検査などを行うために必要不可欠な装置です。検査室の2台の顕微鏡の映像はCCDカメラにより検査室の25インチ大型テレビに映し出されます。
 
 
ヘマトクリット遠心器
 
H-1200G(KUSAN)

 ヘマトクリット管に対応したマイコン制御の小型高速遠心分離器です。ヘマトクリット値の測定や血清分離,尿沈渣検査などの際に使用します。
マイクロチップ専用遠心器
Capsule HF-120&PMC-060(TOMY)


 血液化学検査用の血清や血漿分離に使用している小型の卓上遠心器です。
 
 


■動物用多項目自動血球分析装置 
 XT-2000iV(SYSMEX)

 当院において6世代目となる自動血球分析装置です。従来の血球計数器では,白血球は4分類までで,しかも血球サイズだけで判断するため,精度面でかなり問題がありました。このため当院における白血球分類の算出は血液塗抹染色標本による目視法が中心で検査に時間がどうしてもかかっていました。今回導入したXT-2000iVは,核酸染色蛍光フローサイトメトリー法による高精度な分析アルゴリズムを搭載した多項目血球分析装置である人用のXT-2000iをベースに動物用パラメーターを移植した装置であり,正確な白血球5分類に加え,網状赤血球や従来の機器では参考値としてしか測定できなかった猫の血小板数なども正確に測定が可能となりました。しかも,1検体あたり45秒と動物用では最も短時間で検査結果の出力が可能です。そして検査結果は,今回新に構築した当院の顧客管理システム(電子カルテ)にDIFFスキャッタグラムも含め,取り込まれ,どの部屋からもすぐに結果を確認することができるようになりました。これにより従来血液塗抹染色標本に頼っていた白血球分類の手間が大幅に簡略化され,正確かつ極めてスピーディーにCBC検査を行うことができるようになりました。(2012年8月)



生化学自動分析システム 
富士ドライケムFDC 7000(FUJIFILM MEDICAL)

 血液化学分析を院内で行うための卓上型高処理能力自動分析装置です。肝機能検査や腎機能検査をはじめ,からだの中の状態を知ることができます。この検査装置は,当院で導入した自動分析装置としては4世代目になりますが,2003年1月に販売が開始された富士ドライケムの最新機種です。以前使用していた富士ドライケム3000に比べて2倍以上の高速処理が可能になり,検査時間の短縮により外来検査時の待ち時間の緩和に貢献しています。
 
 
電解質専用コンパクトアナライザー 
富士ドライケムFDC800(FUJIFILM MEDICAL)

 血液化学検査の1つである電解質のうちの特に重要なNa,K,Clの3項目を専用に測定する装置で,尿化学検査時にも使用します。
 
 
電解質&血液ガス自動分析装置 
GASTAT-1820(TECHNO MEDICA)
 血液のpHや血液中の炭酸ガス分圧や酸素分圧ならびに電解質(Na,K,Cl,Ca)を分析する装置です。重症動物の輸液管理を行う上で欠かせない酸‐塩基平衡を把握するために必要な検査機器であり,動脈血の測定により呼吸機能を調べることもできます。この検査装置は,当院で導入した自動血液ガス分析装置としては4世代目になりますが,テクノメディカル社の最新機種(2011年現在)で,以前使用していたGASTAT-3,GASTAT-602iに比べてよりスピーディーで操作性やメンテナンスが容易になるとともにコンパクトになりました。耐用年数経過のため2016年4月に新しい同機器に入れ替えております。
 


 

自動蛍光免疫測定装置  
SPOTCHEM VIDAS SV-5010(ARKRAY)

 甲状腺ホルモン(T3,T4,fT4)や副腎皮質ホルモン(コルチゾール)さらにはジギタリス血中濃度などを測定するために使用している装置です。通常これらの内分泌検査や薬物血中濃度は外部の動物専用あるいはヒト用の検査センターに委託して行います。ただ,動物における甲状腺ホルモン検査の一部は現在海外に送付しなければ測定できず,測定結果が出るまでに2〜3週間と長時間を要します。この装置の導入により,1時間足らずで検査結果が得られ,治療が速やかにスタートできるようになりました。他の動物病院からの委託検査も受け付けています。
 
 

自動蛍光免疫測定装置  
Mini VIDAS(BIOMERIEUX)

 上記SPOTCHEM VIDAS SV-5010の後継機で甲状腺ホルモン(T3,T4,fT4)や副腎皮質ホルモン(コルチゾール)さらにはジギタリス血中濃度などを測定するために使用している装置です。通常これらの内分泌検査や薬物血中濃度は外部の動物専用あるいはヒト用の検査センターに委託して行います。ただ,動物における甲状腺ホルモン検査の一部は現在海外に送付しなければ測定できず,測定結果が出るまでに2〜3週間と長時間を要します。この装置の導入により,1時間足らずで検査結果が得られ,治療が速やかにスタートできるようになりました。他の動物病院からの委託検査も受け付けています。(2016年10月)

 
 
■免疫凝集測定装置
 
PAMIA-40i(SYSMEX)

 この装置は,医学部付属の大学病院や検査センターにおかれている特殊な装置で,人では腫瘍マーカーや感染性疾患を早期診断するために利用されています。当院では,犬における肝臓腫瘍や肝臓再生マーカーであるα(アルファー)フェトプロテインを測定するために用いています。動物のα-フェトプロテインは,検査法の変更により,ヒト用の検査センターでは測定が難しくなっています。このため,この検査が受けられる動物病院施設は限られてきており,院内で検査が可能な動物病院施設は,国内ではいまのところ当院のみとなっています。
なお,以前はPAMIA-30を使用していましたが,2009年8月からは後継機のPAMIA-40iに入れ替えております。
本機器のAFPの測定用の試薬が2016年6月で終了となります。このため2016年6月以降のAFP測定はモノリス様に外注することになりました。
 
■イヌCRP測定装置
 
Laser CRP-2(Arrows)

  イヌのC反応性タンパク(C-Reactive Protein)という急性相タンパクを測定する装置です。CRP は炎症や組織破壊がおこると,24時間以内に 非特異的に血液中に増殖します。 CRP 濃度が1mg/dl以上ならば,何らかの疾患をもっている可能性があると判断できます。さらに,濃度が4mg/dl以上ならば,重篤な疾患にかかっている可能性が高いと判断できます。
 
 
■動物用免疫反応測定装置
 
クイックLASAY101(シマ研究所)

  イヌのC反応性タンパク(CRP)ならびに猫の血清アミロイドA(SAA)という急性相タンパクを測定する装置です。犬ではCRP,猫ではSAAが急性炎症マーカーとして利用できます。本装置は1台で犬のCRPと猫のSAAを測定することができるのが特徴です。
 
 
■簡易血中乳酸濃度測定器 
  Lactate Pro(ARKRAY)


  血液中の乳酸濃度を測定するための簡便な装置で,主に肝不全の動物における全身状態をチェックする際に利用しています。
 
 
自動血液凝固時間測定装置
AC-1(AMELNG) , KC-1δ(SIGMA-AMELUNG)

 血液はある一定の条件下では固まる性質(凝固)を持っており,この凝固機能を調べるための装置です。凝固機能に異常が起こると血栓症や止血異常(出血)を起こし易くなります。当院では,殺鼠剤中毒(クマリン中毒)などの緊急の出血性疾患や肝機能検査の一環として,また手術前のルーチン検査として院内で血液凝固機能検査を行っています。
 
 
■小型尿化学分析装置
POCKET CHEM UA PU-4010(ARKRAY)

 尿の化学分析装置で,尿pH,尿糖,蛋白,潜血,比重など最大10項目を同時測定できます。
 
 
■臨床屈折計
Clinical Retractometer(ERMA)
 血漿や血清の蛋白濃度や尿比重などを測定するための臨床屈折計です。
 
 
 

 

■耳鏡・検眼鏡(HEINE)

 診察室や処置室で利用しているHEINE製の耳鏡,検眼鏡およびスリットランプです。耳鏡は耳ダニ寄生のチェックや鼓膜の状態などをチェックするのに欠かせない道具であり,また検眼鏡やスリットランプは角膜の状態やさらに眼内の状態をチェックするのに必要な装置です。

         

■動物用ポータブル・スリットランプ
  
ハイネスリットランプHSL150(HEINE)
  
ポータブルスリットランプ(動物用)Kowa SL-17(Kowa)

 角膜検査に利用しているポータブルスリットランプです。4Kデジタルカメラにより高精細な写真と動画が撮影できるオプションを取り付けて使用しています。

          

■動物用自動眼圧計
TONO-PET VET(MEDTRONIC)

 緑内障の診断や治療モニターに欠かせない眼圧を測定するための装置です。
 
 

 



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